野球肘とは
成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。投球時や投球後に肘が痛くなります。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。発症年齢は約10歳〜16歳。
原因と病態
繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となることが原因です。肘の外側で骨同士がぶつかって、骨・軟骨が剥がれたり痛んだりします。また、肘の内側では靱帯・腱・軟骨がいたみます。腕の筋肉が硬くなって肘の内側に痛みを生じます。
診断
野球をしていて、肘の内側に痛みがあり、動きも悪いなどの症状があれば、野球肘が疑われます。X線(レントゲン)検査やMRI撮影で診断します。
予防と治療
当院では
☑️手技療法 ☑️超音波治療 ☑️可動域訓練 ☑️ストレッチ ☑️テーピング
症状に応じて対応します⚾️
運動前後のストレッチやアイシングは重要です。前腕の筋肉や肩関節、股関節のストレッチを行い、柔軟性を高めることで肘関節にかかる負担軽減に繋がります。特に練習後は、それぞれ30秒程かけゆっくりとストレッチをするようにしましょう。また、氷を患部に当てて冷やして炎症を抑えることも忘れずにして下さい‼️
その後は、
☑️体幹トレーニング ☑️インナートレーニング
などを行い予防していきます?
※痛みが酷い場合は、今後痛みが出ないように投球の中止が重要で、肘の安静が大切です。痛みを我慢して投球を続けていると障害が悪化して、症状によっては手術が必要になることもあります。何か気になることがあればすぐにご相談下さい